選ばれる理由

炭素繊維は「PAN系」「ピッチ系」の大きく2つに分けられますが、当社はピッチ系炭素繊維の専業メーカーとして「GRANOC（グラノック）」のブランド名で製品を展開しています。炭素繊維は、一般的に軽量・高強度な材料として知られていますが、そのなかでもピッチ系炭素繊維は、高弾性率・低熱膨張率・高熱伝導率などの特性を持つ高機能な材料です。
ピッチ系炭素繊維のすぐれた特性は、小型化・軽量化が進む電子機器や、高い安定性が求められる人工衛星にも使用されるなど、最先端の研究開発に取り入れられ、その発展に寄与しています。

日本グラファイトファイバーでは、ピッチ系炭素繊維「GRANOC（グラノック）」をさまざまな形態・仕様で提供しています。
ヤーン（Yarn）、シート状の織物（Fabric）、チョップドファイバー・ミルドファイバー（Chopped Fiber / Milled Fiber）、ヤーンや織物に樹脂を含侵させた中間製品であるプリプレグ(Prepreg)など、各種製品形態に対応するのはもちろん、求める特性・サイズ・織り組織などに応じたさまざまなグレードの製品をラインアップ。必要な機能・特性によって、最適な製品をご提案できる豊富な製品展開で、お客様の開発をサポートしています。

中規模材料メーカーとして、ニッチながら高機能・高性能な炭素繊維を提供する当社は、
製品開発や新技術の開発にも柔軟に対応できることが特長です。
炭素繊維を初めて採用するお客様や、既存の炭素繊維製品の性能を改善したいお客様に対しては、当社が蓄積した豊富なノウハウに基づき、求める特性やコストなど、さまざまな観点から最適な材料をご提案。開発初期の評価に必要な材料サンプルやデータもすばやくご提供します。
また、お客様のニーズに合わせて既存製品のマイナーチェンジにも柔軟に対応しています。きめ細かく、小回りのきく製品とサービスで、炭素繊維の新たな可能性の発掘に前向きに取り組んでいます。

日本製鉄グループである日鉄ケミカル＆マテリアル株式会社と、ENEOSテクノマテリアル株式会社のグループ会社である日本グラファイトファイバーは、日本を代表する材料メーカーのグループの一員として、常に安定した品質・安定した生産体制で製品を供給する体制を築いています。
材料調達やインフラ供給はすべてグループを通じて行っており、災害など万が一の際にも安定的に稼働できる仕組みを強化。日本そして世界のお客様に、安心してご利用いただける体制を構築しています。